引っ越してきたばかりの頃、小さなお子さんや、赤ちゃんが
ご近所では多かったので、ご挨拶くらいであまりご近所さんと
お話しすることもありませんでした。
世代が少し違うとなかなか話すきっかけってないものですよね。
特にご近所さんとは。
ところが、クリーム(犬)を飼いだしてから、お子さん達が
珍しいみたいで、私たちが散歩していると
寄ってきてくれるようになったのです。
その中の1人の小学生の女の子がどうしても
クリームと同じ犬が欲しいと、おねだりをしたようで、
去年の秋、「ミルク」ちゃんというクリーム色のダックスが
やってきました。
その子が近所をミルクちゃんと闊歩していると
お友達の男の子も、初めは「犬怖い」といっていたのに
いつの間にか、だっこして、興味深そうになでるようになりました。
そうなったらもう大変!
クリームが外で「ワンワン」というと
男の子のおうちのカーテンがさあーっと開き
夜でも朝でもすっとんできて、
クリームをなでなでしてくれます。
クリームは実は小さい頃、公園で知らない子に
無理矢理だっこされて
私から引きはがされたので
子供を怖がるようになっていたのでした。
でも、ミルクちゃんちの女の子や、お友達の男の子に
だっこされたり、なでられたりするうちに
どうやら「この子達は、飼い主(私)の知り合いみたいだ。
危害はくわえないらしい。」と
わかったようで、少し緊張しながらも
じっと我慢して触られているのでした。
最近はだいぶなついて、シッポまで振り出しました。
結構、私に似て適応能力あるようだ。なんつって。
また犬をなでる男の子の純真無垢な表情が
本当にかわいいんです。
目なんかキラキラして。
こんなきれいな瞳、最近みたことないぞ。。
うーん。仕事ばかりで殺伐としてもいけませんね。
急いでるときには
「ごめんね。今から出かけないといけないの。」と
私が言うと
すぐに「ありがとうございました。」と言って、
男の子は走って去っていくのですが、
「いえいえ、こちらこそ。」と心の中でつぶやく私。
だって、なごむので、
なんだかこっちも得した気分♪